TL866II Plus用 21V/25V対応 Vppコンバータ
- 物販商品(自宅から発送)あんしんBOOTHパックで配送予定Vppコンバータ¥ 2,700
- 物販商品(自宅から発送)あんしんBOOTHパックで配送予定Vppコンバータ訳あり品(詳細は本文末尾参照)¥ 2,500
高機能で低価格なロムライタの TL866II Plus は UVEPROM の書き込み時に Vpp 電圧が 18V までしか対応していません。このため、Vpp 電圧が 21V や 25V である旧タイプの UVEPROM への書き込みができません。 本品は TL866 からの Vpp 電圧を 21V または 25V に変換することで上記のような Vpp 電圧が高い旧タイプの UVEPROM(2716/2732/2764/27128)への書き込みを可能にするものです。4枚目の画像は本品での書込み試験の結果です。 また、本品により、Vpp 電圧が 21V まで対応している TL866CS や TL866A で Vpp 電圧が 25V の UVEPROM の書き込みも可能になるはずです(TL866CS/TL866A を所有していないので未確認)。 詳細は下記のブログを参照して下さい。 https://piclabo.blog.ss-blog.jp/VppAdaputer005Pcb
特徴
・ROM タイプは 2716/2732 または 2764/27128 のいずれかをジャンパーピンで設定可能で ROM 種別毎の設定は不要です。 ・Vpp 電圧は 21V または 25V をジャンパピンで設定可能です。 ・TL866II Plus では 2732 書込み時に CE/ が LOW にならないというバグが残存しており(2022/09/20 時点で最新の Ver 12.15でも確認)、同種の Vpp を変換するようなアダプタでは書込み時に CE/ を強制的に外部で GND に接続する必要がありますが、本品ではこの問題をハードウェアで対応していますので、CE/ の外部接続は必要ありません(可能性は低いですがこのバグが将来的に解消された場合でも本品の動作に影響しないはずです)。 ・表面実装部品を使いコンパクトにまとめています。
使用方法
1) TL866II Plusをパソコンに接続し、Xgpro のアプリケーションを起動する。 2) 本品を TL866II Plus のソケットに装着する。 3) 本品の USB コネクタ(ミニB)に USB ケーブルを接続し、5Vを給電する(給電されると緑の LED が点灯します) 注意)パソコンの USB の グランドは共通になっているので TL866 を接続しているパソコンから本アダプタへの給電はしないようにしてください(モバイルバッテリーの使用をお勧めします)。 4) Xgpro アプリで書込み対象のデバイスを選択する(選択一覧にない場合は INTEL 製等で同じタイプのデバイスを選択し、選択後に "CHeck ID" がチェックされている場合はチェックを外す) 注意)画面右下に表示されている "VPP Voltage" が 18V でない場合は 18V に変更する。Xgpro アプリの "VPP Voltage" の値は誤っている場合があるので注意が必要です。 5) 本品のロムタイプのジャンパーピン設定 2716 または 2732 であれば 2732 側へ、2764 または 27128 であれば 2764 側へジャンパーピンを設定する。 6) 本品の Vpp 電圧のジャンパーピン設定 書込み対象の UVEPROM の Vpp 電圧に合わせて本品の 21V/25Vのジャンパーピンを設定する。 7) 以降の操作は通常の書込みと同様です。 ※書込みエラーが発生する場合、Xgpro アプリの "Puls Delay" を最大の 1000us に設定すると改善することがあるようです。 ※"Bad Pins Found" のエラーが出る場合は ROM のピンが接触不良の可能性があります(特にピンが酸化しているような古いチップの場合に発生し易い)。ゼロプレッシャーソケットを半閉じの状態にして ROM を何回か縦方向にスライドさせるとエラーが解消する場合があります。 また、"Bad Pins Found"の判定アルゴリズムは不明ですが、エラーが解消しない場合には、"Pin Detect"のチェックを解除してROMを書き込んでみてください。
注意事項
・本品の構成は Vppコンバータの基板(部品実装済みの完成品)のみで写真に写っている USB ケーブル、TL866II Plus 及び UVEPROM は販売対象外です。 ・本品の基板内のグランドの電位(= USB のグランド電位)は TL866 のソケット上のデバイスのグランドピンと同電位で設計しており、TL866 内のグランド信号の電位とは異なります。このため、TL866 を接続しているパソコンの USB 端子から本品へ給電しないようにしてください。 ・本品は市販品ではございません。同人ハードウェアをご理解した上でご購入頂くようお願い致します。 ・本品により問題が発生した場合、当方では対応できませんのでご理解の程お願いします。
訳あり品について
ゼロプレッシャーソケットの右端のピン受けの部分が若干閉じている状態です(下記URLの写真参照)。ROMの抜き差し試験を30回行いましたが問題なく使えました(よほどピンの曲がったICを使わない限り問題は無いと思われる)。尚、出荷試験結果はOKでしたので機能的な問題はありません。 https://piclabo.byte.jp/etc/image/TL866/VppAdapter/BOOTH/Wakeari20240624.png