ポケコン(PC-G850V)用増設メモリボード(EborsyEEP)
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ポケコン(PC-G850V/PC-G850、以降ポケコンと記す)のシステムバス端子に接続する増設メモリボードでSRAM:128KB及びEEPROM:8MBが実装されています。但し、外部メモリとして使用できるSRAMは96KBです。 ユーザー様からの情報ではPC-G850S、PC-G850VSでも動作したとのことです。 添付のソフトウェアによりポケコン上でCP/Mを動作させることが出来ます。CP/Mが動作することでネットで公開されている膨大なCP/M用のソフトウェアを動作させることが出来ます。但し、CP/Mのメモリサイズ(47KB)や動作環境の制限等の為、動作しないソフトもあります。 またシリアル通信ケーブルでパソコンと接続することでパソコンを端末として使用することができます(ソフトウェアシリアル方式により通信速度は19200bps) 更にCP/M用に開発したランチャーによりポケコン用の従来のソフトウェア(100Hから始まるマシン語で作成されたもの)をCP/M上で起動できるようになります。
基本スペック
ポケコンのシステムバス端子に接続する増設メモリボードです。 【実装メモリ】 ・SRAM 128Kバイト 0000H-7FFFH 32KB 外部メモリ 8000H-BFFFH 16KB × 4 バンクメモリ ・EEPROM 8Mバイト CP/M使用時:A~Dドライブ(約2MB/ドライブ)
使用方法
本品はCP/Mインストール後にファイル転送手段として通信速度が19200bpsのソフトウェアシリアル方式を用いたCP/M上で動作する専用のxmodem通信ソフトを使用することを前提としています。 そのため、本品を使用するためには下記の条件を満たす必要があります。 ・「周辺機器接続端子」に接続するシリアル通信用の通信アダプタを所有しており、パソコンからポケコンにHEXファイルを転送し、ポケコン上で実行できること。 ・下記URLで公開しているソフトウェアシリアル方式を使用したヘキサファイルローダーが動作することを確認済みであること。 https://piclabo.blog.ss-blog.jp/DropHxForG850#usage ・Windows用のTeraTermのようなxmodemプロトコルに対応した通信ソフトが動作すること。 使用方法の概要は次のとおりです。 1)添付のEEPROM初期化ソフトでEEPROMを初期化します(出荷時の検査の為、既に初期化済みですが万が一ファイルシステムが破壊された場合に初期化直後の状態にできます) 2)添付のCP/Mローダーをポケコンにダウンロードし、実行することでCP/Mが起動します。 3)「ON」キー押下でCP/Mを終了します。 4)CP/M操作に使用する ^C,^X,^Z,^S はそれぞれ "SHIFT" + C,X,Z,S で入力できます。 5)仮想画面(80 x 25 表示)内のLCD表示(縮小フォントにより 36 x 8 表示)範囲をカーソルキーで移動できます。 6)"STAT CON:=TTY:"コマンドでシリアルケーブルで接続したパソコンを端末として使用できます(通信速度は19200bps)。 "STAT CON:=CRT:"コマンドでパソコンが切り離されます。 その他、詳細は下記のブログを参照して下さい。 https://piclabo.blog.ss-blog.jp/EborsyEEP_Usage
おまけファイル
購入者が購入履歴の画面からダウンロードできる「おまけファイル」には下記のソフトウェアが含まれています。EborsyEEP_V104.zipが最新バージョンです。 ・G850V用高速HEXローダー(DropHx_v002.hex)※ https://piclabo.blog.ss-blog.jp/DropHxForG850#usage ・EEPROM初期化(INIEEPXM.HEX)※ ・CP/Mローダー(GOCPM.HEX)※ ・CP/Mのhex to bin 変換コマンド(LOAD.CON) ・CP/Mのペリフェラルデバイス設定コマンド(STAT.COM) ・CP/Mのペリフェラルインターフェースプログラム(PIP.COM) ・CP/M用xmodem通信ソフト(XM.COM)※ https://piclabo.blog.ss-blog.jp/Eborsy07 ・CP/M用tarファイル解凍ソフト(UNTAR.COM)※ https://piclabo.blog.ss-blog.jp/2018-06-17 ・CP/M用既存のG850ソフトのランチャー(RUN.COM)※ https://piclabo.blog.ss-blog.jp/EborsyEEP004 ・CP/M用GAME言語のインタプリタ&コンパイラ(GAMEC.COM) https://piclabo.blog.ss-blog.jp/CPM80GameCompiler ・CP/M用スクリーンエディタ(TeraTerm接続時に使用可能(sked.com))※ https://piclabo.blog.ss-blog.jp/sked80 ・CP/M用スクリーンエディタ(PC-G850 Eborsy CP/MのLCD表示用にカスタマイズ(ske.com))※ https://piclabo.blog.ss-blog.jp/sked80 ・CP/M用独自フォーマット二値動画再生ソフト(DISP.COM)※ https://piclabo.blog.ss-blog.jp/Eborsy08 ※自作ソフト
注意事項
・本品の構成はケース入りの増設メモリボード(部品実装済みの完成品)のみで写真に写っているポケコン本体は販売対象外です。 ・本品はPC-G850V/G850で動作確認しています。尚、ユーザー様からG850S及びG850VSでも動作した旨、連絡を頂きました。 ・ケースはオリジナル設計し、FDM方式の3Dプリンタで出力したものでポケコンへの装着時の安定性を高めることを目的としています。自作レベルの出来栄えであり、光造形方式の3Dプリンタの出力品や成形品のようにきれいではありません。 ・システムバス端子への抜き差しはポケコン側の電源を切った状態で行ってください。 ・ポケコンのシステムバス端子部のケース内面上側にはアルミ箔が貼られていて、剥がれ掛けているとその厚みの為、うまく動作しない場合があります。アルミ箔の状態を確認後、本品を装着するようにして下さい。 ・ポケコンへ装着する際は傾いたりしない様に(ポケコン内の基板へ無駄な力が加わらない様に)注意してください。 ・本品の消費電力は大きめなので使用しない時はポケコンから外すようにしてください。 ・CP/M動作中はカナ入力機能には対応していません。 ・CP/MのSTATコマンドによりパソコンを端末として使用中は、ソフトウェアによるシリアル通信で19200bpsを実現しているため、キーセンスはできない状態です。代替えとしてポケコン側のキー押下でキー入力有と判断するような実装にしています。 ・本品に実装しているEEPROMの保証書込み回数はスペック上10万回以下/セクタです。ソフトウェアによる連続した書込みを継続するような動作は避けてください。 ・製造上の都合によりプリント基板のシルク印刷内容,実装部品及びケースは写真と異なる場合があります。また、ソフトウェアのアップデートにより表示内容が写真と異なる場合があります。 ・本品は市販品ではございません。同人ハードウェアをご理解した上でご購入頂くようお願い致します。 ・本品により問題が発生した場合、当方では対応できませんのでご理解の程お願いします。